
名作なんか、こわくない
柚木 麻子
PHP研究所 / 2017-12-13
累計読者数5
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約3時間53分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 48%
この本について
人間関係でも仕事でも、相手を気にしすぎて疲れたり、逆に自分をよく見せようとして空回ったり、そういう小さなモヤモヤって日常のあちこちにありますよね。私も「どこまで踏み込んでいいのか」「この気持ちをどう扱えばいいのか」でよく迷うのですが、『名作なんか、こわくない』を読んでいると、その迷いそのものが少しやわらぐ感覚があります。 この本は名作の紹介に見えて、人間同士の距離感や、自分の感情の扱い方をそっと整えてくれるところがすごく効きます。たとえば、誰かに共感するって実は能力でもあって、無理に察したり気を回したりする話ではないという視点。時間と会話と歩み寄りが必要なんだ、と言われると、分かっていたつもりのことが急に現実味を帯びてきます。また、承認欲求そのものを否定せず、「認められたい気持ちはあるけれど、その扱い方がズレると人生まで狂う」という言葉は、見栄や焦りでバランスを崩しがちな日ほど沁みました。 そして、環境が変われば人間関係も変わりうるという、ちょっと寂しいけれど誠実な視点も、この本の大事なところだと思います。だからこそ今の時間を大切にしよう、と自然に思える。名作への距離が縮まるだけじゃなく、自分の感情の輪郭もほんのり整うような読書体験でした。 自分の「めんどくささ」も他人の「わかりにくさ」も、少しだけ優しく扱いたい人に刺さる一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』の著者による初のエッセイ集。アニメ番組「世界名作劇場」のようにゆっくりとした展開で名作を紐解いていきたい……そんな思いに駆られた著者が、古今東西の文学を読み解き、その魅力とそのお話にまつわる思い出を綴ったのが本書。名作というと敷居が高いと感じている人が多いと思うが、ページをめくってみると、そこにいるのは今の私たちと変わらない悩みやコンプレックスを抱えた人々。友情、恋の駆け引きといったワクワクするようなお話から、裏切り、三角関係といったギラギラしたお話までが、余すところなく描かれている。ここでは、有吉佐和子の『悪女について』、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』からカズオ・イシグロの『日の名残り』まで、全57冊の読みどころと、柚木氏の視点ならではの新しい魅力を紹介。読んだことがある人、これから読む人、読むつもりがない人も愉しめるブックガイドになっている。若手人気作家の日常生活も垣間見られる、キラキラした一冊。 【PHP研究所】
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要








