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ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語 (コルク)

ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語 (コルク)

品田遊

コルク

累計読者数47
平均ハイライト数 13.1件/人
推定読了時間 約2時間46分
star総合評価 66/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 62%

この本について

最近、「正しさって何なんだろう」とか「生む・生まれるってそんなに簡単に語れる話じゃないよな」とぼんやり考えることが増えていて。誰かと言い合いになるほどでもないけど、胸の奥にずっとひっかかる感じ、ありませんか。社会の物語に乗り切れない時もあれば、逆に自分の利己心に正直でいたい日もある。どの顔が“ほんとの自分”なのか、よく迷います。 この本は、そんな揺れを無理に整理しようとしないところが妙に落ち着くんです。反出生主義という重いテーマを扱っているのに、読者に答えを押しつけず、むしろ「議論には前提があって、そこが食い違うと噛み合わないよね」という当たり前だけど見落としがちなポイントを丁寧に見せてくれる。自分の利己心や黒い部分をどう扱うかについても、“否定するか肯定するか”じゃなく、自分の中にそういう層がある前提で考える視点がもらえます。 読んでいると、他人の主張の強さよりも、「その人がどの水準の正しさで話してるのか」を自然と意識できるようになるのが面白いところで、これは日常の対話でもかなり効きます。善悪を語るときの薄っぺらさとか、道徳が社会維持のための装置でしかない側面とか、普段うまく言葉にできなかったモヤモヤが形になる感じがあります。 「誰かを論破したいんじゃなくて、自分の中の整理できない感情だけどうにかしたい人」に刺さる本です。今の自分の立っている場所をちょっと俯瞰したくなるときにちょうどいい一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

〈世界人口78億人突破! 〉 どう滅ぼすか、みんなで一緒に考えよう!!!!!! ダ・ヴィンチ・恐山、小説家として待望の帰還!! 突如降誕した魔王と、集められた10人の人間たち。 読む者の“道徳”を揺さぶる、話し合いの幕が開く。 【あらすじ】 全能の魔王が現れ、10人の人間に「人類を滅ぼすか否か」の議論を強要する。結論が“理”を伴う場合、それが実現されるという。人類存続が前提になると思いきや、1人が「人類は滅亡すべきだ」と主張しはじめ……!?
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