ヨムナビ
もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)

もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)

穂村弘

小学館 / 2010-08

累計読者数3
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約4時間
star総合評価 49/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 58%

この本について

最近、人と話していてもどこか噛み合わなかったり、自分の気持ちを自分でも説明しきれなかったりしませんか。忙しいわけでも不幸なわけでもないのに、ふっと「なんでこう感じるんだろう」と立ち止まってしまうあの感じ。僕もよくそこで足が止まります。 穂村弘の『もうおうちへかえりましょう』は、そういう“説明できない揺れ”に触れてくれる本でした。例えば、ヨーグルトの減らない仕組みに妙に嬉しくなる感覚とか、ストライクが出たら喜ばなきゃいけない気まずさとか、会場に早く着きすぎて建物の周りをぐるぐる回ってしまう小さな癖とか。どれも「そんなことあるよね」と言われた気がして、肩の力が抜けました。名づけの話にしても、親の願いがちょっとずつインフレしていく背景を淡々と描くことで、僕らが抱えている“期待される側の息苦しさ”が自然と輪郭を持ちます。 読んでいて思ったのは、劇的に前向きにしてくれる本ではないけれど、自分の中の微細な感情や癖に、少しだけ優しくなれるところです。理解できないものを「わからないまま」置いておくことを許してくれる、そんな読書時間でした。日常の違和感をうまく言語化できなくて、でも放っておきたくもない人に刺さると思います。 迷ったままでも読めるし、迷っているからこそ響く本でした。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は7に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

穂村弘の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

正義の味方はもういない。金利はなったくゼロに近い。高度成長期に育ち、バブル期に青春時代を過ごした四十代独身男は、デフレとスタバとケータイに囲まれて、ぼろぼろの二十一世紀を生きている。永遠の女性は、きらきらした「今」は、いつ目の前に現れるのか?故郷も、家族も、夢も、希望も、志も、野望も、立身出世も、革命も、維新も、なにもかもなくなってしまった「今」という時代。白馬に乗ったお姫様がいつか現れて、俺を幸せしてくれるはず、なのに。衝撃的なダメッぷりで話題を呼んだエッセイ『世界音癖』に続く、人気歌人・穂村弘のエッセイ集第二弾。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要