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ラインマーカーズ ~The Best of Homura Hiroshi~ (小学館文庫)

ラインマーカーズ ~The Best of Homura Hiroshi~ (小学館文庫)

穂村弘

小学館 / 2022-11-04

累計読者数6
平均ハイライト数 6.7件/人
推定読了時間 約2時間17分
star総合評価 45/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 35%

この本について

日々の生活がただ流れていくように感じて、「自分の気持ちをつかまえる言葉」がどこか行方不明になることってありますよね。大事なはずなのに言語化できない違和感とか、理由の説明がつかない胸のざわつきみたいなものに、うまく手を伸ばせないまま一日が終わってしまう。僕もよくそうなります。 穂村弘さんの『ラインマーカーズ』は、そんな時にふっと視点を変えてくれる一冊です。たとえば「芸をしない熊にもあげる角砂糖」みたいな、説明できないのに胸のどこかをつつく光景や、「さかさまに電池を入れられた汽車みたいにおとなしい」という比喩の妙な温度感。意味を求めて読むというより、言葉に触れた時に自分の感情の輪郭が浮き上がる感じがあるんです。意図を完全に理解しようとしなくていいぶん、逆に自分の中の沈黙していた部分が反応してくれる。 もうひとつ、この本の面白いところは「とりかえしのつかないことがしたいね」とか「鹿です」なんて、といった突拍子もないフレーズが、不思議と日常の感情とつながってくるところ。言えないまま飲みこんできた衝動や、理由のないさみしさが、少し呼吸しやすくなるんですよね。 言葉の意味よりも「なぜか刺さる感覚」を大事にしたい人には、とても相性がいいと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人気歌人・穂村弘 唯一の自選ベスト版歌集。 1990年に歌集『シンジケート』でデビューして以来、 短歌、エッセイ、評論、絵本、翻訳と、 日本のカルチャー・シーンのただ中を疾走してきた歌人、穂村弘。 2003年の刊行からロングセラーを続けてきた 自選ベスト版歌集が、 歌集未収録連作「ピリン系」 「手紙魔まみ、教育テレビジョン」を加えて 文庫化された。 日本の短歌シーンを一変させただけではなく、 後続する世代の小説・演劇・詩・俳句・川柳・歌詞などに 決定的な影響を与えた穂村ワールド全開の 「ラインマーカーまみれの聖書」を、 今すぐポケットに入れて、旅に出よう。 解説は歌人、瀬戸夏子氏。
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