ヨムナビ
ヴィクトリア朝時代のインターネット (ハヤカワ文庫NF)

ヴィクトリア朝時代のインターネット (ハヤカワ文庫NF)

トム スタンデージ and 服部 桂

早川書房 / 2024-05-09

累計読者数25
平均ハイライト数 14.6件/人
推定読了時間 約3時間
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 32%

この本について

仕事でも日常でも、新しいツールや仕組みが出てくるたびに「これって本当に便利になるのか、それとも余計にややこしくなるのか…」と迷うことが多くないでしょうか。便利さに期待しつつ、結局は人の問題でつまずく感じ。僕もそこがずっとモヤモヤしていました。 『ヴィクトリア朝時代のインターネット』を読むと、その迷いに少し輪郭がつきます。150年前の電信網づくりには、今の私たちと同じようなドタバタが詰まっているからです。たとえば、テクノロジーが成熟するほど発明者同士の利権争いが激しくなったり、新技術があっても古いやり方を捨てられない組織が足を引っ張ったり、情報が一瞬で届くことで逆に「誰が取材するのか」という職業の定義まで揺らいだりする。読んでいると、現代のインターネットや職場のデジタル化で起きている混乱とほとんど同じ構造に見えてきます。 そしてもうひとつ印象的なのは、「技術が世界を平和にする」という壮大な希望と、「実際にはそう簡単じゃない」という冷静な現実が並走しているところです。通信が速くなることで外交がむしろ難しくなったり、暗号の弱点が結局は人間だったり。新しい道具をどう扱うかは、最後はいつも人の側に返ってくるんだなと感じました。 技術と人間の関係でよく迷う人、あるいは“便利さの裏側”をちゃんと理解しておきたい人には刺さる一冊です。読んでみると、今の混乱もそんなに特別じゃないと思えて少し肩の力が抜けます。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

かつてない距離を即時に越えるコミュニケーションを可能にした電信。その発明史と、19世紀の欧米社会に与えた大いなる影響を描く
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要