
ブランディングの教科書: ブランド戦略の理論と実践がこれ一冊でわかる
羽田康祐 k_bird 他, O.SASAKI, M.MIZUTAMARI, T.NAKANO, T.UMENO, J.SEKIGUCHI, R.MURATA, and M.HIRAMATSU
ダイヤモンド社 / 2015-02-09
この本について
ブランドづくりの仕事に関わっていると、「生活者の感情まで踏み込めてない気がする」「調査しても示唆までたどり着かない」「そもそも自分たちが何を目指しているのか曖昧」というモヤモヤにぶつかることが多いと思います。自分も同じで、フレームワークを回しているのに、どこか“企業側の都合”で進めてしまっていた時期がありました。 この本が役に立ったのは、ブランドを“生活者にとっての名脇役”として捉え直せたところです。「感情移入が起きて初めてブランドになる」という視点に触れると、機能の説明を積み上げるだけでは届かない理由が腑に落ちます。また、PEST分析をいきなり網羅しようとする“罠”を避けるために、最初に目的を二つ三つに分けて書くという地に足のついた方法も、実務の混乱をかなり減らしてくれました。さらに、ターゲティングとポジショニングの間にペルソナとインサイトを挟むプロセスは、チーム内で「生活者の目線がどこにあるか」を揃えるのにちょうどいい温度感です。 派手なノウハウ本ではなく、現場で迷っている時にそっと背中を押してくれる一冊です。特に「情報は集めているのに、判断の軸が定まらない」という人にはきれいに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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