
自分が欲しいものだけ創る!スープストックトーキョーを生んだ『直感と共感』のスマイルズ流マーケティング
野崎 亙
日経BPマーケティング / 201910
この本について
仕事で企画を考えるとき、「データはそろっているのにしっくり来ない」「ターゲット像を固めても何か薄い」といったモヤモヤにぶつかることが多いです。僕自身、机上の分析だけでは前に進まない瞬間が何度もありました。そんなときに救われたのが、この本の“N=1から始める”という考え方でした。 この本は、いわゆるマーケティングの型を強めるというより、“自分や誰かの心が動いた瞬間”を丁寧に拾い、そこからコンセプトを組み立てていく視点を思い出させてくれます。たとえばメンバーの何気ない体験を集め、それを分解し、キーワードとして再整理するプロセスは、自分の思考も企画も急に血が通いはじめる感覚があります。また、「ブランドは人である」というスタンスは、顧客にどう見られたいかを固定化せず、関係性そのものをデザインするという発想に切り替えるきっかけにもなりました。 結局のところ、正しさよりも“なぜ自分はそのアイデアに惹かれたのか”を掘ることが、遠回りに見えて一番の近道なんだと思います。マーケティングとクリエイティブを別物として割り切らず、両方で同じゴールを目指すという姿勢にも妙な安心感があります。 数字よりもまず生活者の文脈から考えたい人、ブランドづくりに窮屈さを感じている人には、とても刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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