
ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学
入山 章栄
日経BP / 2015-11-20
この本について
仕事で戦略を考えるたびに、「結局どのフレームが正しいのか」「環境が変わったら何を拠り所にすればいいのか」と迷うことがあります。自分の判断が場当たり的になっていないか、ふと不安になるんですよね。 この本を読んで救われたのは、戦略の“正しさ”ではなく、「どんな環境でどの考え方が通用するのか」という視点をもらえたことでした。 たとえば、業界の競争が安定しているのか、差別化しながら殴り合っているのか、あるいは技術変化が激しく先が全く読めないのか。この見極めだけで、SCPを使うべきか、RBVを使うべきか、そもそも戦略を作る意味があるのかが変わってきます。やみくもに戦略論を信じるのではなく、まず「今いる場所の型」を理解することが優先なんだと腹落ちしました。 また、新規事業やイノベーションに関しては、理想論ではなく「探索と深化をどう両立させるか」という組織の現実に踏み込んでいます。新規部署を丸ごと独立させるのではなく、上層のレベルで既存事業とつなぎ直すという発想は、実際の会社で働く感覚にも近いと感じました。 戦略フレームの取扱説明書が欲しい人、そして「経営学をどう思考の軸として使うか」で迷っている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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