
はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値あるサービスを作り続けるために
松薗 美帆 and 草野 孔希
翔泳社 / 202108
累計読者数40
平均ハイライト数 15.9件/人
star総合評価 54/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%
この本について
プロダクトを作っていると、「このデザインで本当にいいのか?」とか「ユーザーはどう感じるんだろう…」みたいな不安がじわっと出てきませんか。自分の作ったものを信じたい気持ちと、ユーザーの声を聞くべきだという頭の間で揺れる感じ、僕もずっとあります。 この本が良かったのは、そのモヤモヤを“頑張りでねじ伏せない”ところです。たとえば、ユーザーが目の前で操作に迷っていても口出しせず、何を考えているのかを丁寧に拾う姿勢。頭では分かっていても、実際にやると本当に難しいんですよね。でも、そのやり取りの具体的な台詞まで載っているので、現場でどう振る舞えばいいかがイメージしやすい。さらに、A/Bを連続で見せると学習が入って比較にならない、といった“理屈では知っているけど実務で忘れがち”な落とし穴もちゃんと書かれていて、個人的にはここがかなり刺さりました。 そして、予算や権限がない中でどう小さく始めるか、どこまでなら一人でもできるかが丁寧に語られているのもありがたい部分です。UXリサーチって専門家だけのものではなくて、ユーザーへの興味と尊重さえあれば進められるんだ、と肩の力が抜けます。 自分でデザインもリサーチもやっていて、時々バイアスが怖くなる人にはとくに刺さると思います。ユーザーを見る視点を取り戻したいときに、そっと横で支えてくれる一冊でした。
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