
ユーザビリティエンジニアリング(第2版) ―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法―
樽本徹也
株式会社 オーム社 / 2014-02-20
この本について
プロダクトを作っていると、「ユーザーの声を聞いているつもりなのに、結局よく分からないまま進んでしまう」みたいな瞬間がありませんか。インタビューをしても深い話が出てこなかったり、プロトタイプを作っても評価の軸がぼんやりしたままだったり。自分も何度もその沼に落ちてきました。 この本が助かったのは、ユーザビリティを「使いやすさ」ではなく「使えるかどうか」という現実的な基準に置き直してくれるところでした。効果・効率・満足度の3つをどう見ればいいのか、どれが欠けると何が起きるのかがかなり腹落ちします。また、インタビューに関しては「次の質問を準備する」癖が抜けない自分には、師匠と弟子のスタイルで“理解しながら聞く”という姿勢がとても響きました。なんとなく質問リストで埋めていた作業が、ユーザーの体験を追う行為に変わります。さらに、プロトタイプの精度を「目的に合わせてどこをハイファイにするか」で考える視点も、現場にそのまま持ち込めました。 抽象的な精神論ではなく、調査人数の目安やペルソナの扱い方、KJ法の具体的な使い方など、実務で迷いがちなところを淡々と整えてくれる本です。現場で判断に揺れやすい人ほど、静かに効いてきます。ユーザー調査の手つきに自信が持てないという人には特に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
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