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UXリサーチの道具箱 イノベーションのための質的調査・分析

UXリサーチの道具箱 イノベーションのための質的調査・分析

樽本徹也

株式会社 オーム社 / 2018-04-25

累計読者数4
平均ハイライト数 16.3件/人
推定読了時間 約3時間11分
star総合評価 53/100
start序盤集中型
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この本について

ユーザ調査をやっていると、「いろいろ聞いたはずなのに核心に届いていない気がする」とか、「インタビューの場がうまく温まらない」「結局“声”ばかり集まってしまう」みたいな引っかかりが残ることが多いと思います。自分もまさにそこでつまずき続けてきたタイプで、形だけ手法をなぞっても体験そのものに届かない感覚がありました。 この本が良かったのは、調査の型を教えるというより、そもそもどんな姿勢でユーザと向き合うべきかを具体的なシーンで示してくれるところです。例えば、インタビューは“質問を用意する”ことではなく“文脈から問いを見つける”行為だと説明されていて、次の質問を考えるのに必死で相手の話を聞けていなかった自分にはかなり刺さりました。また、ジャーニーマップやユーザストーリーといったアウトプットを「魔法の図ではなく、失われた物語を補うための手段」と位置づけてくれるので、形式に振り回されない設計思考が少しずつ身につきます。さらに、AS-ISとTO-BEのシナリオを行ったり来たりしながらチームで議論する流れも描かれていて、調査結果を開発につなげるときの手触りがイメージしやすいのもありがたいところでした。 形式やフレームワークよりも、ユーザの体験を地道に理解したいと思っている人に向いている本です。自分と同じように「調査しているのに、実態がつかめていない気がする」と感じているなら、一度手に取ってみても良いと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

製品開発に役立つユーザ調査のプロセスと手法が満載! 人間中心設計、デザイン思考、リーンスタートアップ、デザインスプリント、etc...。イノベーション創出のための様々な方法論が提唱されていますが、いずれの手法でも「ユーザニーズ」を把握することから始まります。表面的なユーザの「声」に惑わされず、「真」のユーザニーズを探る──それが『ユーザ調査』です。 ただし、ユーザ調査とは、アンケートやグループインタビューを実施して、ユーザの「購入意向」を推定することではありません。人類学や社会学に由来する質的調査・分析のアプローチを通じて、私たちの「物事の見方」を変えることです。 本書は、まだ一般には馴染みの薄い、このユーザ調査のプロセスと手法を解説する入門書です。弟子入り、KJ法、ペルソナ、シナリオ、ジャーニーマップといったユーザ調査の「7つ道具」を著者の豊富な実務経験に基づいて紹介します。 第1章 ユーザ調査原論 第2章 ユーザインタビュー 第3章 データ分析 第4章 ペルソナ 第5章 シナリオ 第6章 ジャーニーマップ 第7章 ジョブ理論 第8章 キャンバス
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