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世界標準の経営理論

世界標準の経営理論

入山 章栄

文藝春秋 / 2019-12

累計読者数157
平均ハイライト数 85.9件/人
推定読了時間 約16時間24分
star総合評価 75/100
start序盤集中型
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この本について

仕事で案件を説明するとき、「なんとなく言えてるけど、自分の中で理屈が固まっていないな…」という感覚が続くことがあります。言葉の選び方より前に、そもそも状況をどう捉えるべきかの軸がない。僕もずっとそこにモヤモヤしていました。 『世界標準の経営理論』が効いたのは、フレームワークを“覚える”本というより、目の前の現象をどう見るかという土台を作ってくれたところです。たとえば、ファイブフォースの細かい名称よりも、「この業界の収益性はどこから来て、どこから削られているのか」という視点が持てるだけで、相手への説明が急に楽になります。ネットワーク効果や完全競争の話も、抽象ではなく、SNSや量産型ビジネスを具体例にしながら整理されているので、自分の仕事に自然と置き換えやすいです。 もう一つありがたかったのは、理論を“正解”として押しつけてこないこと。むしろ、時代や状況によって優位性はすぐ揺らぐし、持続的な競争力という前提自体が崩れているという指摘がある。だからこそ、現象を読むためのwhyの筋道を持っておく必要があるんだと腹落ちしました。 日々の業務で「判断の根拠が弱い」「説明がふわっとしがち」と感じている人には特に刺さる一冊だと思います。僕と同じように、迷いながらでも前に進みたいタイプにはちょうどいい距離感で寄り添ってくれます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世界の経営学では、複雑なビジネス・経営・組織のメカニズムを解き明かすために、「経営理論」(management theories)が発展してきた。その膨大な検証の蓄積から、「ビジネスの真理に肉薄している可能性が高い」として生き残ってきた「標準理論」とでも言うべきものが、約30ある。世界の経営学者の英知の結集である。しかし、その知の大部分は学者だけの財産として眠っており、体系化も十分にされず、当然ビジネスパーソンにも知られてこなかった。これは、その標準理論を解放し、可能なかぎり網羅・体系的に、そして圧倒的なわかりやすさでまとめた史上初の書籍である。
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