
デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕 イノベーションを導く新しい考え方
ティム ブラウン and 千葉 敏生
早川書房 / 2019-11-20
この本について
仕事でも生活でも、問題の輪郭は見えているのに、どこから手をつければいいのか分からないまま時間だけ過ぎていくことがあります。アイデア出しをしても、小さくまとまってしまったり、チームで話しているはずなのに霧の中を歩いているような感覚になったり。そのモヤモヤに共通しているのは、「そもそもどんな視点で問題を見るのか」が曖昧なまま走り出してしまうことだと、この本を読んで改めて気づきました。 『デザイン思考が世界を変える』は、いわゆる“ひらめき本”ではありません。読者が保存している抜粋を見ても分かるように、この本が刺さっているのは「直感や美しさのような感性」と「実現性や有用性のような現実」を同時に扱う視点です。抽象的すぎても進めない、でも制約を強くしすぎると平凡になる。その間にある余白をどう扱うか、プロジェクトの最初期から最後まで、かなり具体的に書かれています。特に、洞察・観察・共感を軸にして人の内側のニーズを拾いにいく姿勢は、仕事の規模に関係なく効きます。 自分の仕事が「ものづくり」ではないと感じている人ほど、この本は使えると思います。単体のプロダクトではなく、文脈やシステムごとデザインしていくという考え方は、企画やマネジメントにもそのまま応用できるからです。 「もっと根本から考え直したいけれど、どこから変えればいいのか分からない」という人に特に刺さる一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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