
英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで (中公新書)
北村一真
中央公論新社 / 2021-03
この本について
英語の記事を読んでいて、単語も文法も大きく間違っていないはずなのに、どうしても「行間がつかめない」と感じることがありませんか。ニュースを読んでは曖昧なまま閉じ、SNSの英語表現にはニュアンスが分からず置いていかれる。自分もずっとそのモヤモヤを抱えていて、「どこでつまずいているのか」さえ分からない時期がありました。 この本が助かったのは、派手な“裏技”を教えるのではなく、ネイティブが日常的に使う比喩や構文の背景まで丁寧に見せてくれるところでした。例えばthe fly in the ointmentやa skeleton in the closetみたいな文化的な比喩は、日本の英語学習ではあまり触れないまま大人になってしまいがちです。でも、実際のニュースやSNSではそこが分かれ目になって、文章全体のトーンまで読み違えることがある。また、read the night awayのように、単語そのものではなく「英語がどう時間を扱うか」という視点を追加してくれるのも大きかったです。意味を暗記するというより、英語の世界の“癖”に触れる感覚に近いです。さらに、echo chamberやwhistleblowingのように、現代的な語がどんな社会的背景から生まれているのかも補ってくれるので、記事を読む時の理解の深さがまったく変わります。 こういう「あと一歩、腑に落ちない」を抱えたまま英語を読んでいる人には特に刺さると思います。語彙を増やすというより、英語の文章に流れている考え方を少しずつ拾えるようになる。自分の場合は、ニュースを読むスピードよりも、読んだ内容を“正しく受け取れている”実感が増えたのが一番大きかったです。 英語を読む場面が増えてきたけれど、まだどこか霧が晴れない——そんな人にちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
読書の順序
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この本の後に読まれた本
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
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