
デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー 組織のデジタル化から、分断を乗り越えて組織変革にたどりつくまで
市谷 聡啓
翔泳社 / 2022-02-21
この本について
チームで変化を起こそうとすると、「そもそも何から手をつければいいんだろう」「探索なんてする余裕ないよと言われると黙るしかない…」みたいなモヤモヤがつきまといます。自分もまさにそこで止まってしまうタイプで、理想と現実のギャップに何度も足踏みしてきました。 この本は、その“越えられない感じ”に対して、現場レベルの目線でヒントをくれます。たとえば、仮説検証をいきなり立派にやるのではなく、まずはチームが合意している仮説を定期的に見直す日を決めるだけでも、少しずつ探索の筋力がついていくこと。テキストコミュニケーションひとつ取っても、相手の受け止め方を前提に設計し、3〜5行で区切るだけで誤解の量が変わること。そして「これまで」と「これから」を対立させずに、両方をつなぐアライアンス的な関わり方を選ぶと、無理に押し込まずに変化を動かせること。このあたりは、自分の現場感とすごく重なりました。 DXとかアジャイルって聞くと身構えがちですが、この本は“まず最初の1人や1チームに寄り添う”という現実的なスタンスで書かれています。派手な革命ではなく、日常の仕事をどう少しずつ変えられるかに焦点があるので、組織の分断や温度差に悩んでいる人ほど腑に落ちると思います。 「チームを前に進めたいけど、正解は持っていない」そんな人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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