
組織を芯からアジャイルにする
市谷 聡啓
この本について
仕事が細切れで、気づけば手戻りに追われている感じが抜けない。しかも要件はふわっとしているのに「まず仕様を固めよう」と言われると、何か違う気がする。でも代替案も見えない。そんなモヤモヤ、けっこう多いと思います。僕自身もずっとここでつまずいていました。 この本は、そんな行き詰まりの正体を「最適化の呪縛」として言語化してくれます。正解を先に置いて前に進もうとするほど、かえって的外れになる。その理由をソフトウェア開発のアジャイルの歴史と実践から読み解き、組織全体でどう“適応の機会”をつくるのかまで落とし込んでくれるのがありがたいところです。兼務で疲弊し、文脈のないグループ化が進む現場がなぜ動けなくなるのかも、妙に腑に落ちます。 読んでいて特に効いたのは、組織を「アトミックな単位」にしていく視点と、まず共通の課題を据えるところから関心を取り戻すという考え方でした。大きな改革ではなく、小さな単位での探索とふりかえりを積み重ねることで、ボトムからトップまで構造的に変えていく道筋が描かれています。理想論ではなく、いまの現場のリアルに寄り添った話として読めるのが救いでした。 「正解が見えない状況で、どう仕事を進めればいいのか」に悩む人には、とても刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
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Hal Elrod
システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ (日本経済新聞出版)
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ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
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市谷 聡啓

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AX(アジャイル・トランスフォーメーション)戦略―次世代型現場力の創造
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ITエンジニアのためのプロジェクトマネジメント入門
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現場で見つけた144のヒント アジャイルに困った時に読む本
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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
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