
いのちの車窓から 2
星野 源
KADOKAWA / 2024-09-30
累計読者数8
平均ハイライト数 7.8件/人
推定読了時間 約2時間37分
star総合評価 58/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 66%
この本について
生きていると、「しんどい時にどうやって息を継げばいいのか分からない」とか、「昔の判断がずっと心に引っかかったまま」という感覚、けっこうありますよね。前に進みたい気持ちと、折れそうな自分のあいだで揺れてしまうというか。僕もよくその沼に落ちます。 『いのちの車窓から 2』は、そんな迷いを力づくで解決してくれる本ではありません。でも、星野源さんが自分の弱さや間違い、迷走や回復を書き切ってくれているおかげで、「ああ、この感じって自分だけじゃないんだ」と肩の力が抜ける瞬間がいくつもあります。例えば、出口が見えない時は視野が狭くなっているだけかもしれないという気づきや、間違った過去を都合よく美化せず、ちゃんと直す姿勢に触れると、自分の生活にもゆっくり効いてくるんですよね。 特に刺さるのは、全てが順調に見える時期に心が壊れていく過程を、飾らずに描いているところ。明るいはずの部屋にカーテンを閉め続けていたことや、そこから外を見られるようになるまでの道のりが、「立て直すってこういう小さな一歩の積み重ねなんだ」と教えてくれます。完璧じゃなくていい、ただ現実に触れ直すだけで変わることもある、という感じです。 「ちゃんと生きたいけど、うまく整えられない日が多い人」に静かに沁みる一冊だと思います。僕自身、読んだあとに少し呼吸がしやすくなりました。
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出版社による紹介
雑誌『ダ・ヴィンチ』2014年12月号よりスタートした星野源のエッセイ連載「いのちの車窓から」。 その連載をまとめた『いのちの車窓から』は、累計発行部数45万部突破(電子書籍含む)の大ヒットを記録。 約7年半ぶりとなる待望の第2巻を、9月30日に刊行! 2017年から2023年までの連載原稿(不定期連載、一部連載原稿未収録、改稿あり)に、4篇の書き下ろしを加えた計27篇を収録。 「芸能界のど真ん中で、好きな音楽を自由に作ることができるなんて、嬉しく、楽しくない訳がない。」 第1巻が刊行された2017年、星野源は『逃げるは恥だが役に立つ』『恋』の大ヒットで大注目を浴びた。 関係者が呆気にとられるほどの大反響を受け、自分を取り巻く環境が変わっていく……星野源はその渦中にいた。 「嬉しいことばかりだった。」 しかしその反面、 「昨年の2017年から、私はおかしくなっていった。」 「仕事では楽しく笑顔でいられていても、家に帰ってひとりになると無気力になり、気が付けば虚無感と頭を抱え、何をしても悲しいなとしか感じず、ぼんやり虚空を見つめる様になった。」 ——(本書「POP VIRUS」より引用) 笑顔の裏で抱えていた虚無感、コロナ禍下での毎日、進化する音楽制作、大切な人との別れ、出会いと未来、愛おしい生活について。 約7年半にわたる星野源の日々と創作、周囲の人々。その思考と「心の内側」を真っ直ぐに綴ったエッセイ集。 「日頃伝えきれない感触が、エッセイでは書けるような気がします。この本には7年間に起きた出来事や出会った人、その時々の自分の心の感触が記録されています。個人的にですが、単行本用に書き下ろした4つの新作が好きなので、ぜひ手に取って読んでいただけたら嬉しいです。星野 源」
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