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連続殺人鬼カエル男 完結編

連続殺人鬼カエル男 完結編

中山七里

宝島社 / 2024-11-08

累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約3時間41分
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

最近、何をしていてもどこか気持ちが沈んだまま進まないときがあります。状況が悪いわけでもないのに、世界を少し斜めから見てしまうような感覚というか。この本を読んだ人が「厭世感」という言葉を拾っていたのを見て、同じところにひっかかる人は多いんじゃないかと思いました。 『連続殺人鬼カエル男 完結編』は犯罪小説としての緊張感はありつつも、ただ残酷さを描く作品ではありません。むしろ、生きていくうえでどうしても抜けない陰りとか、「正しさ」を追いかけても届かない距離感を丁寧に扱っています。「中らずと雖も遠からず」という言葉が残るのは、自分の選択は完璧ではなくても、まったく的外れでもないという、あの微妙な手応えを代弁してくれるからだと思います。 物語の中では、登場人物たちが自分の正義や信念に迷いながら、それでも次の一歩を探そうとします。その揺れ方が現実的で、こちらの生活にも重ねやすい。仕事で判断に迷ったときや、人間関係で自分の立ち位置が掴めなくなったときに、綺麗ごとではない視点の転換を与えてくれるはずです。 派手な答えよりも、自分の中にくすぶっている違和感と向き合いたい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

40万部突破の大人気シリーズ! 「心神喪失者の行為は罰しない」 刑法第39条vs連続殺人鬼 救うべきは誰か。 凄惨な殺害方法と、稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇連続殺人事件」。事件のキーマンである有働さゆりは医療刑務所から脱走し、行方知れずのままだった--。 その頃、精神疾患を抱える殺人犯を無罪にした人権派弁護士が何者かに殺害される事件が発生。遺体のそばには、あの稚拙な犯行声明文が残されていた。捜査一課の渡瀬と古手川はカエル男の犯行を視野に入れて捜査を進めるも人権派弁護士の殺害は続く。これまでと異なる動きを見せるカエル男に翻弄される渡瀬は、ある人物からひとつの提案を受け……。
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