ヨムナビ
サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬 (NHK出版新書)

サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬 (NHK出版新書)

平林 健一

NHK出版 / 2024-12-10

累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約4時間5分
star総合評価 43/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 75%

この本について

競馬が好きでレースを追いかけていると、どうしても「引退した馬はその後どうなるんだろう」という疑問がついてきますよね。盛り上がった週末の熱気と、引退後の現実の落差を思うと、うまく整理できないモヤモヤが残る。それでも、詳しく調べるほど問題が複雑で、どこから向き合っていいのか分からなくなることもあります。 この本は、そのモヤモヤを無理に晴らすというより、「引退馬問題ってそもそも何なのか」を、現場の仕組みと人の感情の両方から丁寧に見せてくれます。家畜として生まれた存在が、ファンの記憶や思い入れによって“家畜以上の存在”になる。そのねじれから生まれる違和感を、感傷ではなく構造として捉えているのが、まずひとつ心に残りました。また、寄付の広がりや、ヴェルサイユリゾートファームのような観光やビジネスを組み合わせた新しい取り組みも紹介されていて、「理想論だけでは回らない現実の中で、何が持続可能な形なのか」を考えるきっかけになります。 競馬の売上が世界最大という事実にも触れられていて、私たちが普段楽しんでいるレースの裏に、どれだけ大きな産業が動いているのかも実感できます。その規模を知ることで、引退馬の課題も“個人の善意だけに依存できない”と腑に落ちる人も多いはずです。 競馬が好きで、その先にいる馬たちのこともちゃんと考えたい人には、とくに刺さる一冊だと思います。私自身、悩みながら読む中で、少しだけ視点の置きどころが定まった気がしています。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

引退馬を問うことは、競馬の未来を問うことだ。 ターフを去った競走馬は、その後どこへ行くのか――?世界で最も馬券が売れる国・日本が抱える「引退馬」という産業課題。我々にとって馬とはどのような存在であるべきか?引退馬を追った映画「今日もどこかで馬は生まれる」の監督を務めた、競馬を愛する著者が、誕生から現役生活、セカンド・サードキャリア、肥育の現場まで、サラブレッドの”命がけ”の一生を、7年におよぶ現場関係者への綿密な取材を通して明かす。繊細で複雑な課題の核心を丁寧に、かつ情熱をもって世に問う、至上のノンフィクション。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要