
エグゼクティブはなぜ稽古をするのか
梅澤さやか
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2024-12-27
この本について
仕事でも日常でも、知識は増えているはずなのに「結局どう動けばいいのか」が見えないまま手が止まることってありませんか。情報は追っているのに、判断や行動にうまくつながらない感じ。自分の中に軸のようなものが育っていない気がして、なんとなく焦るあの感覚です。 この本は、そのモヤモヤに対して「もっと情報を足す」のではなく、「どうやって自分の中に落とし込むか」という視点を置いてきます。古い知恵を真似するだけではなく、そこにある本質を考え、いまの自分に必要な行動を見つけていくこと。そのプロセスを〈稽古〉として扱っているのが面白いところで、単なる練習ではなく、心と体の使い方ごと変えていく学びとして描かれています。また、自分のバイアスに気づくために一次情報に触れ続けることや、暗黙知そのものより「どうやって暗黙知を得るのか」を掴むことの重要性も丁寧に語られていて、読むほどに視界がクリアになっていく感じがあります。 個人的に刺さったのは、情報を知識にし、それを場面に合わせて使いこなすには、頭だけで完結させず、実際に見て動いて真似しながら身につけるしかないという部分でした。効率よく学びたいと焦るほど忘れがちな視点ですが、行ったり戻ったりしながら身につけていく姿勢を肯定してくれるような感触があります。 自分なりの学び方を作りたいけれど、何から整えればいいか迷っている人に特に向いている本だと思います。知識を集める段階から、使いこなす段階へ進みたいときの手がかりになります。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの56%が集中しています。
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