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バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上 (海外文学セレクション)

バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上 (海外文学セレクション)

R・F・クァン and 古沢 嘉通

東京創元社 / 2025-02-14

累計読者数4
平均ハイライト数 22.5件/人
推定読了時間 約7時間13分
star総合評価 51/100
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この本について

仕事でも日常でも、言葉の扱いがしんどく感じるときがありますよね。意図を正確に伝えられない、自分の背景を説明しきれない、相手の文脈を読み違えてしまう。表面上は会話が成立しているのに、どこかで小さなズレが積み重なっていく感じ。あの「何かがうまく届かない」感覚にモヤモヤしている人は多いと思います。 『バベル』を読んでいると、そのズレ自体が人間の営みの中心にあることを思い知らされます。たとえば、言語間には一対一の対応がそもそも存在しないという指摘。これは翻訳の話に見えて、実際には僕らの日常のコミュニケーションそのものにも当てはまってきます。また、ロビンが政治や社会の動きを「銀」という軸で読み替えていく場面は、物事の裏側にある力学をどう察知するかという訓練に近いものがあり、仕事で複雑な状況に立たされるときの視野の広げ方に通じます。そして、言語の“失われるもの”が力の源になるという発想は、自分の経験や背景をどう扱うかを考えるきっかけにもなりました。 物語としても魅力的ですが、読んでいて一番刺さるのは「自分がどんな文脈の中で生きているのか」を静かに考え直させられるところです。環境に合わせようと必死になりすぎて、自分の感情を後回しにしがちな人ほど、ロビンの揺れに救われるはずです。 こんな人に刺さると思います。言葉の扱いでいつも疲れてしまう人。

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出版社による紹介

【ネビュラ賞・ローカス賞受賞作】 言語の力が世界を支配する ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、 大英帝国が覇権を握る19世紀―― 秘密結社ヘルメスは帝国に叛旗をひるがえす。 銀と、ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、大英帝国が世界の覇権を握る19世紀。英語とは大きく異なる言語を求めて広東から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための厳しい訓練を受ける。だが一方で、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。
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