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航路(上)

航路(上)

コニー・ウィリス、大森 望

東京創元社 / 2015-11-20

累計読者数4
平均ハイライト数 2.8件/人
推定読了時間 約6時間18分
star総合評価 42/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

日常でも仕事でも、相手の言葉の裏を読み違えて「この人、本気なのか冗談なのか…」と不安になることがありませんか。真面目に考えたいのに、相手の温度感がつかめずに自分だけ空回りしてしまうあの感じ。僕もわりとよくあります。 『航路(上)』を読んでいると、その“噛み合わなさ”が極端な形で描かれていて、逆にこちらの思考が整理されるんです。臨死体験を「つくる」「いやシミュレートだ」と言い合う場面や、冗談の通じないビリーバーたちとのやりとりを追っていると、人が何を信じ、どこで恐れ、どこから誤解が生まれるのかが少しずつ見えてきます。現実では避けたいような緊張感の中で、登場人物たちが言葉を探し続ける姿は、こちらの「どう向き合えばいいのか」という悩みにそのままつながります。 特に効くのは、相手の思い込みが強いときほど、こちらがどう距離を取るべきかが物語を通して自然に掴めるところです。もうひとつは、自分が怖さや不安に巻き込まれそうになったとき、いったん立ち止まって状況を観察する癖がつくこと。SF的な設定なのに、妙に日常に持ち帰れる気づきが多いんですよね。 「噛み合わない会話に疲れやすい人」に、じわっと刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

史上初、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞など英米7冠制覇。 本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場! はるかな未来。強大な専制国家ラドチは人類宇宙を侵略・併呑して版図を広げていた。その主力となるのは宇宙艦隊と、艦のAI人格を数千人の肉体に転写して共有する生体兵器“属躰(アンシラリー)”である――。“わたし”は宇宙戦艦のAIだったが、最後の任務で裏切りに遭い、艦も大切な人も失ってしまう。ただ一人の属躰となって生き延びた“わたし”は復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……。デビュー長編にしてヒューゴー賞、ネビュラ賞、クラーク賞など、『ニューロマンサー』を超える史上初の英米7冠を制覇。本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場!/解説=渡邊利道
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