
世界一シンプルな進化論講義 生命・ヒト・生物――進化をめぐる6つの問い (ブルーバックス)
更科功
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star総合評価 50/100
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この本について
仕事でも日常でも、何か判断するときに「正しいはずの理屈が、そのまま現実に当てはまらない」みたいな場面ってありますよね。頭では分かっているのに、世の中のほうが思ったより複雑で、結局どう考えればいいのか分からなくなる。進化についても同じで、「進化=より良くなること」みたいなイメージのまま立ち止まっていると、目の前の物事を見誤ることがあるんだなと感じました。 この本は、そういう思い込みをほぐしてくれる一冊でした。例えば、進化は必ずしも緩やかじゃないし、時には急に変わることもあるという話。あるいは、自然淘汰と性淘汰が全く別の方向に働く場合があり、「生きるために有利」と「繁殖に有利」が一致しないこともあるという視点。さらに、集団のために進化するわけではないという説明も、現実の組織やコミュニティを考えると少し刺さるものがあります。どの話も、生物学の知識として面白いだけじゃなくて、物事の見方をひとつ深い層に下ろしてくれるような感覚がありました。 専門書というより、迷ったときに「前提を疑う」スイッチを押してくれる教養書に近いです。個人的には、思い込みの枠を一度外したい人に向く本だと思います。
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