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進化論の最前線(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル)

進化論の最前線(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル)

池田清彦

集英社 / 2017-01

累計読者数4
平均ハイライト数 22件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 64/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 57%

この本について

進化の話って、学校で習ったことをそのまま信じてきたけれど、ふと立ち止まると「あれ、本当にそうなんだっけ?」とモヤモヤすることがあります。特に、人間がどこから来て、これからどこへ向かうのかという問いは、仕事や日々の選択とも妙につながってくるんですよね。自分の思い込みに気づくたびに、その土台から揺らぐような感覚があります。 『進化論の最前線』は、まさにその“土台の揺れ”を丁寧に拾ってくれる本でした。自然選択だけでは説明できない進化のパターンや、突然変異が起こしている変化の実際のスケール、そして環境が遺伝子の発現にどう影響するのかといった話が、淡々としていながら現実的に語られていきます。進化が「一直線に賢くなる物語」ではなく、「偶然と環境が折り重なった結果でしかない」とわかると、人間中心の思考から少し距離が取れますし、技術や医療の進歩に対してどう向き合うかも違って見えてきます。 個人的には、「細胞は基本的に後戻りできないのに、人工的な操作で多能性を取り戻せる」という話が、仕事で行き詰まっていたタイミングに妙に響きました。変われないと思っていたものが、条件次第で変わってしまう。生物の仕組みを見ているだけなのに、自分の視野の固定化にも気づかされる感覚があります。 進化のストーリーを一度フラットに捉え直したい人、科学の話を通して自分の前提を揺らしてみたい人には、特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『種の起源』を著し、人類に「進化」という概念を示したチャールズ・ダーウィンと、その進化論に対し真っ先に異を唱えたアンリ・ファーブル。現代進化論の主流派であるネオダーウィニストたちは、一九世紀の人物であるファーブルの批判を、いまだ論破できていない。果たして我々は本当に進化について理解しているのか。進化論と生物学の最先端を解説する。
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