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爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―(新潮新書)

爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―(新潮新書)

更科 功

累計読者数5
平均ハイライト数 12件/人
推定読了時間 約4時間10分
star総合評価 45/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%

この本について

気づけば「なんで自分ってこうなんだろう」とか「人間ってそもそもどうやって今の形になったんだろう」とか、答えのないところで立ち止まってしまうことがあります。仕事でも人生でも、正しい判断をしたいと思うほど、人間という存在そのものがよく分からなくなるあの感じです。 この本を読んでいて一番おもしろかったのは、私たちが当たり前と思っている前提が、進化の長い歴史の中ではすごく“たまたま”の積み重ねでできているという視点でした。肺呼吸が効率的だから陸に上がったわけではなく、陸に出た一部の系統がたまたま生き残っただけかもしれないとか、四肢の骨格パターンがすべての動物に共通しているとか、私たちの身体の常識がすっと裏返る瞬間が続きます。ウイルスの章なんて、ただの物質のように静かに存在している “小屋” の比喩が強烈で、境界線ってこんな曖昧なんだとしばらく考え込みました。 こういう話が仕事や日常にどう効くのかというと、まず「今の形には理由があるけれど、それは必然とは限らない」という感覚が身につきます。自分の癖や組織の文化も、進化の偶然と同じで“結果としてそうなっているだけ”と見られると、変え方も変えない理由も冷静に扱えるようになります。そしてもうひとつは、視野のスケールが勝手に広がること。数千万年単位で物事を見ると、短期的な迷いが少しだけ軽くなるんですよね。 「自分の当たり前を一度リセットしたい人」に静かに刺さる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

眼の誕生、骨の発明、脳の巨大化......進化史上の「大事件」を辿ってヒト誕生の謎に迫る!
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