
理不尽な進化 増補新版 ――遺伝子と運のあいだ (ちくま文庫)
吉川浩満
累計読者数15
平均ハイライト数 41.9件/人
推定読了時間 約8時間26分
star総合評価 74/100
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この本について
仕事でも人生でも、「実力で何とかしたい」と思うほど、どうしようもない運や理不尽さにぶつかることが増えました。努力しても報われない場面に出会うと、自分の何が悪かったんだろう、と必要以上に理由を探してしまいます。でも、その探し方自体がどこかズレているのかもしれない、とこの本を読んで感じました。 『理不尽な進化』は、進化論の話をしているようでいて、実は「私たちが世界をどう見てしまいがちか」を静かにほどく本です。生物の世界では、能力とは無関係な絶滅が普通に起きてきたという視点や、道徳的評価ですら結果に左右されるという話は、自分の失敗に無理な説明をつけようとするクセを一度外してくれます。また、自然淘汰や適者生存に勝手に意味づけしてしまう私たちの“世界の見方”そのものを問い直してくれるところが、この本のじわっと効くところです。 理不尽を避ける方法が書かれているわけではないのですが、「能力主義の物語に全部を押し込めなくていいんだ」と肩の力が抜ける。そういう読後感がありました。結果に振り回されやすい人、頑張り方が正しいのか不安になる人には特に刺さると思います。
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出版社による紹介
99.9%の生物種が消える?「絶滅」から生命の歴史を眺める!この世は公平な場所ではない?進化論が私たちに呼び覚ます「魅惑と混乱」の源泉を、科学と人文知の接点で掘り当てる、進化思想の冒険的考古学!
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