
デンマーク人はなぜ会議より3分の雑談を大切にするのか (PHPビジネス新書)
針貝 有佳
PHP研究所 / 2025-03-19
この本について
仕事でもプライベートでも、人と話しているはずなのに「本音が全然わからないな…」とか、チームとして動いているのに「結局みんなバラバラじゃない?」みたいな感覚が続く時期があります。私も会議が増えれば増えるほど、逆に意思疎通が難しくなる気がして、ずっとモヤモヤしていました。 この本は、いわゆる“効率化のテクニック”ではなく、会議の外側にある小さなやり取りや、余白の持ち方を丁寧に拾っています。たとえば、サッカーの比喩で「苦手を埋めるより、得意を伸ばしてチームとして整える」という発想は、日々の「なんで自分ばかり頑張らなきゃいけないんだろう」という疲れを少しゆるめてくれます。また、エレベーター前の3分みたいな“どうでもよさそうな時間”が、実は相手の関心や状況を知る手がかりになり、それが結果的に仕事の進み方を軽くするという視点も、個人的にはかなり救われました。 さらに、ゴールさえ共有できていれば細かい指示がなくても動ける、というデンマーク流の考え方は、日本の職場で窒息しがちな人ほどヒントになると思います。上下関係の壁に悩んでいる人にとっても、「立場を想像しながら対話を試す」という現実的なアプローチは取り入れやすいはずです。 チームのコミュニケーションが重い、雑談が苦手、会議が増えるほど疲れる…そんな人に静かに刺さる本です。私自身、完璧にできているわけではないですが、日々の小さな場面でふっと力を抜くきっかけをもらいました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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