
地経学とは何か―経済が武器化する時代の戦略思考―(新潮選書)
鈴木一人
累計読者数4
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star総合評価 50/100
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この本について
国際ニュースを追っていても、「結局どこがどうつながってるのか」「自分が今感じている不安の正体がつかめない」と感じることが増えました。エネルギー、半導体、レアアース、サプライチェーン…。全部大事そうなのに、どう整理すればいいのか分からないまま流されてしまう感覚がありました。 この本は、そのモヤモヤに地図を描いてくれるような内容でした。国が持つ資源がどうパワーになり、どう他国に影響を与えるのか。例えば、レアアースの精錬がなぜ中国に集中するのか、台湾がなぜ守られやすいのか、日本がなぜ半導体で巻き込まれやすいのか。ニュースで何度も見てきた断片が、一本の線でつながっていく感じがあります。また、「スモールヤード・ハイフェンス」みたいな考え方を知ると、アメリカが何を守り、何を切り捨てようとしているのかも読み解きやすくなります。 読んでいて救われるのは、国家が経済を武器にしても、何でもコントロールできるわけじゃないという視点です。経済制裁が思ったほど効かない理由や、権力者の個人的な判断で状況が動いてしまう現実も丁寧に描かれていて、理想論に寄らない現実的な理解が持てます。 国際情勢の「点」を「面」で捉えたい人に刺さる一冊だと思います。自分の中で世界の見え方が少し変わるだけで、日々のニュースへの距離感も落ち着きました。
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