
「人事のプロ」はこう動く 事業を伸ばす人事が考えていること
吉田洋介
日本実業出版社 / 2025-11-14
この本について
人事にいると、「結局いま何を優先すべきなんだっけ?」というモヤモヤがつきまといますよね。現場の声も強いし、経営もいろいろ言うし、気づけば日々の業務に追われて、肝心の“事業にどう効いているのか”が見えなくなる。僕自身も同じ悩みをぐるぐる回しながら、この本に出会いました。 読んでいてまず刺さったのは、「事業を知る」ことをここまで具体的に突き詰めるのか、という点です。新卒10人を採るときに、事業計画やキャッシュ、育成体制、過去の離職理由まで把握する。ここまでやると、採用の判断も施策の説得力もまったく変わるんですよね。そして、しつこいくらい現場や関係者に聞きに行く姿勢も印象的でした。退職者にまで話を聞きに行く、というのは「そこまでやるのか」と思いつつ、自分がどれだけ途中で諦めていたかにも気づかされます。 もう一つ、この本が効くのは“課題の整理の仕方”が具体的に書かれているところです。現場の声を大小問わずすべて列挙してから考える、という手順を踏むだけで、思い込みで施策を決めて空振りする確率が減る。拙速に動かず、丁寧に事実をそろえるだけで、仕事の精度が変わっていく感覚があります。 「人事として何を見て、どこまで踏み込むべきなのか」に迷っている人には特に刺さる一冊です。肩肘張らずに読めますが、読み終わったあとに行動が1つ変わるタイプの本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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