
GTM(Go-To-Market)戦略の教科書 マーケティング・営業・CSを成長エンジンとして完全仕組み化する(MarkeZine BOOKS)
丸井 達郎 and 廣崎 依久
翔泳社 / 2026-01-20
この本について
事業が伸び悩む時って、「どこから手をつければいいんだろう…」とぼんやりした不安だけが残ることが多いと思います。売上は追っているのに手応えが薄いとか、マーケと営業とCSが同じ方向を向いていない感じがするとか。自分もまさにその状態に陥ったことがあって、結局“顧客の解像度が低いまま走り続けていた”ことに後から気づきました。 この本が良いのは、単に「ターゲットを明確にしよう」と言うのではなく、ICPを7〜8個並べて比較するところから始めるくらい、現実的で泥臭いプロセスを丁寧に扱っているところです。しかも、顧客価値を置き去りにして売上だけを追った企業がシリーズA後に失速していく話は、自分の失敗とも重なって刺さりました。さらに、定義した価値をどう届けるかというGTMモーションの設計、そしてそれが本当に意図通り動いているのかを検証するテックスタックまで、一連の流れとしてつながっているのがありがたいポイントです。 特に「誰に、なぜ、何を届けるのか」の解像度を上げることが全施策の効率を左右する、という指摘は、目の前のKPIの前に立ち止まる勇気をくれます。自分のプロダクトや組織の“現実”とどう接続するかを考えながら読めるので、単なる理論書ではなく、現場の迷いをほぐしてくれる一本でした。 プロダクトが伸び悩んでいるけれど、何を基点に見直すべきか分からない人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
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