
マーケティングオペレーション(MOps)の教科書 専門チームでマーケターの生産性を上げる米国発の新常識
丸井 達郎 and 廣崎 依久
翔泳社 / 2023-05-15
この本について
マーケと営業の間でデータがつながらないとか、ツールは揃っているのに現場が回らないとか、そういう「全部バラバラに動いてる感じ」にモヤっとする日ってありますよね。自分もずっとそこに違和感があって、努力しているのに成果の筋道だけが見えない…みたいな状態が長く続いていました。 この本がよかったのは、「どこがボトルネックなのか」をプロセス単位で見直す視点をくれたことです。たとえば、MQLから商談につながらない時、単に営業の入力が遅いとか熱量が低いという話ではなく、そもそもデータが紐づく設計になっていない可能性を静かに指摘してくれる。あるいは、ツール選定の議論が迷走している場合、個々の機能ではなく、組織として処理できるオペレーションモデルが定まっていないことを確認する、という順番の大事さを教えてくれます。どちらも現場でのあるあるですが、言語化してもらえると急に整理されるんですよね。 もうひとつ印象に残ったのは、マーケター一人が全部を抱えるのは無理だという前提が明確に語られている点です。米国のようにMOpsが独立した専門職として成り立つ理由が、「誰かがデータとシステムとプロセスをつないでいないと、組織全体の成果が測れないから」という当たり前のようで逃しがちな論点として示されていて、ここが個人的に救われました。 マーケと営業の狭間で「なんでこうなるんだろう」と感じている人、あるいはツール活用の議論がいつも空中戦になってしまう人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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