
NHK「100分de名著」ブックス 世阿弥 風姿花伝
土屋 惠一郎
NHK出版 / 2015-02-24
累計読者数15
平均ハイライト数 11.7件/人
推定読了時間 約1時間55分
star総合評価 54/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 32%
この本について
最近、仕事でも創作でも「前にうまくいった型から離れられないな…」と感じることがありませんか。自分では変化したいと思っているのに、気づけば同じ手ばかり出してしまう。しかも周りの空気やタイミングをつかみ損ねて、余計に動けなくなる。僕もずっとこのあたりでつまずいていました。 この本にある世阿弥の言葉が刺さったのは、「成功体験こそ危ない」と言い切るところでした。一度できた手を繰り返してしまう惰性をどう断ち切るか。世阿弥は、能の世界をひとつの市場としてとらえ、勝ち残るためには“新しい切り口”を常につくり続ける必要があると言います。それは壮大な理想論ではなく、場の空気を読むことや、相手の波が来ている時にはあえて動かないといった、ごく現実的な感覚の話として出てくるんです。また、「初心」は若い頃の志だけではなく、年齢や状況の変化に合わせて何度も更新していくものだという視点も、今の自分にはとても助けになりました。 仕事で昔の成功に縛られている人や、変わりたいのにリズムをつかみきれない人には特にしっくりくると思います。世阿弥が語るのは精神論ではなく、場と人との関係の中でどう一歩を踏み出すかという、生々しい技法です。僕自身、この本を読んでから、小さな挑戦でも「今の状況に合った新しい手は何か」と考える癖がつきました。そんな視点を求めている人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
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出版社による紹介
新しきが「花」である 室町時代、芸能の厳しい競争社会を生き抜いて能を大成した世阿弥の言葉は、戦略的人生論や創造的精神に満ちている。「秘すれば花」「初心忘るべからず」など代表的金言を読み解きながら、試練に打ち勝ち、自己を更新しつづける奥義を学ぶ。テキスト時にはない新規図版、ブックス特別章なども収載。 [内容] はじめに マーケットを生き抜く戦略論 第1章 珍しきが花 第2章 初心忘るべからず 第3章 離見の見 第4章 秘すれば花 能と世阿弥 関連年表 ブックス特別章 能を見に行く あとがき──テレビの後で
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