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見えないものを見る「抽象の目」 「具体の谷」からの脱出 (中公新書ラクレ)

見えないものを見る「抽象の目」 「具体の谷」からの脱出 (中公新書ラクレ)

細谷功

累計読者数8
平均ハイライト数 30.8件/人
star総合評価 69/100
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この本について

仕事でも日常でも、話がかみ合わない瞬間ってありますよね。相手が悪いわけでも自分が正しいわけでもないのに、「なんでこんなにズレるんだろう…」とモヤモヤだけが残る。僕もよくありました。特にDXや新しい仕組みの話になると、議論が噛み合わないまま時間だけ過ぎていくことが多かったです。 この本は、そのズレの正体を「抽象度の違い」という視点で説明してくれます。例えば、相手と自分がまったく別の階層で話しているのに気づかず議論してしまうこと。あるいは、見える情報に引っ張られて、見えない前提や目的を見落としてしまうこと。読んでいると、自分が知らず知らずのうちに「0次元の二択思考」に陥っていた場面がいくつも思い返されました。 特に刺さったのは、目的が見えていないと行動がバラバラになり、逆に目的が見えている人は時間や労力の使い方が自然とつながっていく、という指摘です。これは仕事の進め方にもそのまま響きますし、日々の判断にも関わってくるところだと思います。線の引き方一つで世界の見え方が変わるという感覚も、具体と抽象を行ったり来たりしながら腑に落ちていきました。 「自分の当たり前が他者の当たり前ではない」ことを実感として受け止めたい人、議論のズレや意思決定の迷いに疲れてきた人には特に刺さる本です。

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