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対立を歓迎するリーダーシップ 組織のあらゆる困難・葛藤を力に変える

対立を歓迎するリーダーシップ 組織のあらゆる困難・葛藤を力に変える

アーノルド・ミンデル, バランスト・グロース・コンサルティング株式会社, 松村憲, and 西田徹

日本能率協会マネジメントセンター / 2021-12-21

累計読者数5
平均ハイライト数 4.6件/人
推定読了時間 約5時間
star総合評価 48/100
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check_circle推定完走率 54%

この本について

職場でちょっとした意見の食い違いが、そのまま空気の重さになって残ることってありますよね。対立を避けたい気持ちはあるけど、避け続けるほど話し合うタイミングも失われていく。僕自身も「これ、どこから手をつけたらいいんだろう」と立ち止まることが多いです。 この本を読んで少し視点が変わったのは、組織の中で起きる衝突が「個人同士の問題」だけで完結していない、と示してくれたところでした。組織はただの箱ではなく、感情や夢やお金といった、目に見えない要素まで含めた“ひとまとまりの存在”として動いている。そういう前提で見ると、表に出る対立はむしろ「組織が何を感じているのか」を知る入り口なんだと受け取れるようになります。 もう一つ大きかったのは、ディープ・デモクラシーという考え方です。全員が発言すべき、という意味ではなく、普段は声にならない立場や感情も含めて「そこにあるもの全部をいったん重要だとみなす」という姿勢。会議で意見が割れたとき、その場に出ていない不安や怒りまで含めて扱うと、単なる妥協ではなく、もう少し深いところから解決の糸口が出てくる感覚がありました。 対立を歓迎するなんて大げさに聞こえるかもしれませんが、実際はもっと地に足がついた内容です。目の前の衝突を「終わらせるため」ではなく、「組織や自分の理解を進めるため」に使いたい人には、とても相性がいいと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

■アーノルド・ミンデルによるビジネス領域の初翻訳 プロセス指向心理学の創始者として世界的に知られ、日本においてもファンの多い著者アーノルド・ミンデルによるビジネス領域・リーダーシップ領域の著作の初翻訳。 ワールドワークというファシリテーション手法についての理論と実践方法に加えて、特に、「ファシリテーター」に求められる「リーダーシップ」について詳述されている。 ■本書の内容(前書きより抜粋) ある会社でダイバーシティー&インクルージョン(D&I)をテーマとした検討会が実施されました(事実をもとに脚色しています)。 D&I担当役員 「女性や外国人といった多様な人材の可能性をもっと引き出してください」 マネジャーA氏 「理想はわかりますが、そんなことをすると職場が混乱して業績が下がりますよ! 」 D&I担当役員 「このデータを見てください。D&Iを推進している会社や、女性を役員・管理職に登用している会社は、業績が良いのです。多様性はイノベーションを生み、業績に貢献するのです。これが事実です。あなたの意見は単なる思い込みにすぎません」 巻き起こった対立とそのことへの対処を簡略化してセリフにしてみました。さて、この会社のD&I施策は実践されたでしょうか。皆さんのご想像のとおりです。この検討会から5年たった今でも、この会社では日本人男性が主流派を占め、女性や外国人の活躍は絵に描いた餅のままです。 組織の未来を真剣に考えるリーダーたちは、ビジョンを描き、その方向性が正しいことをデータとロジックで訴えてきました。しかし、それだけでは抵抗勢力を納得させて組織を変容させることはできないと、多くのリーダーたちが気づき始めています。 「今までのやり方は通用しないことがわかった」「でも、どうしていいかの代替案がない」……そんな心あるリーダーたちへの朗報が、アーノルド・ミンデルが提唱する「ワールドワーク」という、集団の変容のための考え方です。 ミンデルが使う「魔法」を少し種明かししておきます。 まずは対立に関してですが、彼はいわゆる調停のようなやり方を取りません。 むしろ隠されていた対立を歓迎して赤裸々な会話が起きるようにします。 そしてそれぞれが、相手側の立場への気づきを育む ことをミンデルは助けます。 次に変容についてです。 ミンデルは個人であれ集団であれ、慣れ親しんだものと、馴染みがなくて現れ出ようとするものがあると考え、その2つの間にある目に見えない壁をエッジと呼びます。 この枠組みで状況を見立てながら、様々な介入を行うことで変容を促します。 【目次】 第1部 理論と手法 第1章 混乱の渦中で 第2章 フィールド理論 第3章 タイムスピリット 第4章 フィールドへの介入 第2部 リーダーシップのメタスキル 第5章 武道家としてのリーダー 第6章 ディープ・デモクラシーとインナーワーク 第7章 混乱の中のタオイスト 第3部 グローバルワーク 第8章 葛藤解決の実践 第9章 マイノリティのアウェアネス 第10章 カーストと人種差別のシステム 第11章 女性と男性 第12章 路上とエコロジー 第4部 宇宙の可能性 第13章 心の反転とヒーリング 第14章 アウェアネスとエントロピー 第15章 ディープ・デモクラシー
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