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三国志全八冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫)

三国志全八冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫)

吉川英治

講談社

累計読者数24
平均ハイライト数 6.6件/人
推定読了時間 約49時間46分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%

この本について

仕事でも人間関係でも、「自分は今どこに立っていて、何を大事にすればいいのか」が分からなくなる時があります。頑張っているつもりなのに空回りしたり、人の反応に振り回されたり、焦りだけが先に来るあの感じです。僕もそういう時期が長くて、視点を落ち着かせてくれたのが吉川英治版の『三国志』でした。 この本に刺さった読者の抜粋を見ると、共通しているのは「個人の心の持ち方」に関する部分です。勝てば自分の手柄にし、負ければ人のせいにする心の揺れ。通じる相手かどうか分からなくても、まずは自分の誠実を整える姿勢。時が来るまで身を屈して備える覚悟。どれも派手さはなく、むしろ地味だけど、日々の判断を支えてくれるものばかりです。 特に響いたのは、平時こそ心がゆるみやすく、そこでの判断が将来を左右するという視点です。僕自身、忙しい時よりも、なんとなく余裕がある時のほうが誘惑に負けがちで、まさに耳が痛い話でした。また、相手の態度は自分の姿勢を映す鏡というくだりも、対人関係のモヤモヤに一つの整理をつけてくれます。 三国志というと豪傑の物語に見えますが、吉川英治版はもっと人の弱さや迷いに寄り添ってくれます。自分のペースを見失いがちな人、いまの立ち位置を静かに見直したい人には、長編だけど不思議と心に馴染む読書になると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

不朽の名作、吉川三国志を一気に読める完全版。日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、楼桑村の一青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを誓う――以来百年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。その華麗な調べと哀婉の情は、吉川文学随一と定評のあるところである(吉川英治歴史時代文庫)。
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