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「少年マガジン」編集部で伝説の マンガ最強の教科書 感情を揺さぶる表現は、こう描け! (幻冬舎単行本)

「少年マガジン」編集部で伝説の マンガ最強の教科書 感情を揺さぶる表現は、こう描け! (幻冬舎単行本)

石井徹

累計読者数6
平均ハイライト数 24.3件/人
star総合評価 63/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 33%

この本について

創作に関わっていると、「この設定、理由づけ弱いよな…」「感情をどう動かせばいいんだろう」「自分の経験なんて薄いし、引き出しがない」といったモヤモヤが必ず出てきます。私も同じで、物語を組み立てようとすると、つい理屈や整合性ばかりを気にしてしまい、肝心の“人の気持ち”が置いてけぼりになることが多いです。 この本が面白いのは、技巧よりもまず「人間の心理」を扱っている点でした。読者がのめり込むのは、設定の斬新さより“感情の記憶”に触れた瞬間だという指摘は、創作以外の仕事でもかなり効きます。自分の中の悔しさや嬉しさを素材と掛け合わせることで、相手の感情に届く形に変わっていく。経験が少なくても、映画や小説で疑似体験を積み重ねればいいという考え方には、妙な救われ方をしました。 もうひとつ刺さったのは、「上手さ」より「伝わる感情」のほうが優先されるという話。絵でも文章でも、技術の未熟さを気にして動けなくなることがありますが、読者が見ているのは“気持ちが動く瞬間”なんだとあらためて実感しました。そして、予定調和を恐れすぎたり、リアルを盛り込みたくて暴走したりする自分にも、ちょうどいい距離感を教えてくれる本でした。 物語を作っている人はもちろん、「人に伝えること」に悩む人には特に刺さると思います。自分の感覚を疑いながらでも前に進みたい時に、現実的な目線で支えてくれる一冊です。

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