
PRIDELESS(プライドレス) 受け入れるが正解
藤森慎吾
徳間書店 / 2015-12-21
この本について
仕事でも人間関係でも、うまくいかない原因が「実力不足」よりも「妙な意地」だったりして、あとから気づいて落ち込むことってありませんか。頼りたいのに頼れない、自分の弱さを隠そうとして動きが止まる。頭では分かっていても、いざとなるとプライドが邪魔をするあの感覚です。 藤森慎吾さんの『PRIDELESS』は、そのモヤモヤに真正面から触れてくれる本でした。すごい話をしてくるわけではなくて、むしろ「空っぽの自分を認めたうえでどう動くか」という等身大の姿勢が続いていきます。読んでいて刺さるのは、プライドを“捨てる”のではなく、最初から“抱え込まない”というメンタリティです。自分で全部やろうとせず、素直に「おんぶに抱っこ」でいい場面もあること。嫌な相手に縛られて苦しくなるより、相手との距離を調整していくほうが前に進めること。そういう現実的な視点が、妙に心の位置を整えてくれます。 そしてもう一つ救いになるのは、藤森さん自身もずっと迷ったまま歩いてきたという事実です。強さを見せるのではなく、弱さのままで進む方法を書いている。その不器用さが、こちらの目線に近い。誰かの長所を拾って場を軽くする姿勢も、「特別じゃない自分」だからこそ積み重ねられたものなんだと感じます。 自分のプライドの扱い方に疲れてしまった人、頼るのが苦手で肩に力が入りがちな人には、静かに効いてきます。そんなふうに読んだ一冊でした。
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ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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