
静かな退職という働き方 (PHP新書)
海老原 嗣生
PHP研究所 / 2025-02-26
累計読者数18
平均ハイライト数 24.1件/人
推定読了時間 約2時間42分
star総合評価 69/100
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この本について
仕事で「余計なタスクが増えていく感じ」や、「断りたいのに角が立つのが怖い」というモヤモヤ、けっこう共有している人多い気がします。僕自身、愛想よくやっていたつもりが、気付けば自分だけ忙しくなっていたことがあって、どう距離を取ればいいのかずっと迷っていました。 この本が面白いのは、「静かに手を抜け」と言っているわけではなく、どこに力を入れて、どこを削るかをかなり現実的に示しているところです。読者が保存していた「賛成します。ただ、〇〇のところだけが気になります」という返し方なんかはその象徴で、波風立てずに自分の負荷をコントロールするスキルとしてすぐに使える。さらに、顧客やタスクを全部同じ重さで扱わないこと、効果が確実に見えるところに集中することなど、働き方の“配分”に関する視点がとても実務的です。 もう一つ刺さったのは、残業代や年金の話も含めて「どれだけ働けばどれだけ回収できるのか」を数字で見せてくれるところ。忙しさの理由が気合や根性ではなく、構造や利得の偏りから来ているとわかると、妙な罪悪感が減ります。自分のペースを保つための判断基準がクリアになる感じです。 「頑張りすぎている自覚はあるけど、手を抜くのは怖い」という人には特に刺さると思います。全力も省エネもどちらも否定せず、ちょうどいい落としどころを探すための一冊です。
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出版社による紹介
「静かな退職」——アメリカのキャリアコーチが発信し始めた「Quiet Quitting」の和訳で、企業を辞めるつもりはないものの、出世を目指してがむしゃらに働きはせず、最低限やるべき業務をやるだけの状態である。「働いてはいるけれど、積極的に仕事の意義を見出していない」のだから、退職と同じという意味で「静かな退職」なのだ。 ・言われた仕事はやるが、会社への過剰な奉仕はしたくない。 ・社内の面倒くさい付き合いは可能な限り断る。 ・上司や顧客の不合理な要望は受け入れない。 ・残業は最小限にとどめ、有給休暇もしっかり取る。 こんな社員に対して、旧来の働き方に慣れたミドルは納得がいかず、軋轢が増えていると言われる。会社へのエンゲージメントが下がれば、生産性が下がり、会社としての目標数値の達成もおぼつかなくなるから当然である。そこで著者は、「静かな退職」が生まれた社会の構造変化を解説するとともに、管理職、企業側はどのように対処すればよいのかを述べる。また「静かな退職」を選択したビジネスパーソンの行動指針、収入を含めたライフプランを提案する。 【PHP研究所】
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