
プロフェッショナル 仕事の流儀 南場智子 ベンチャー企業経営者 仕事でこそ、人は育つ
茂木 健一郎 and NHK「プロフェッショナル」制作班
この本について
仕事で判断に迷ったときって、正しさよりも「これで合ってるのかな…」という不安の方が大きかったりしますよね。私は新しいことに踏み出すときほど、その感覚に引っ張られて足が止まりがちです。この本の南場智子さんも、決して迷わないタイプではなく、むしろ想定外に振り回されながら、その中で前に進む理由を自分でつくっていった人でした。だからこそ言葉が妙に生々しくて、読んでいるこちら側の体温に近いんです。 読んで一番刺さったのは、目標を曖昧なまま動かさない姿勢でした。社長室の入り口の紙に「キレない」「人を待たせない」といった目標まで書き込む話があって、立場に関係なく、自分を律して積み重ねていくしかないんだよなと腹に落ちました。それから、新規事業の基準を「付加価値」「勝てるか」「やりたくて仕方ない人がいるか」の三つに絞っていたところ。結局、人の目の輝きがなければ何も立ち上がらないという視点は、現場寄りの人間ほど救われる気がします。そしてもう一つ、苦しいときこそ前のめりでいること。これは根性論ではなく、「このメンバーで失敗するなら誰も成功しない」という仲間への信頼から来ている姿勢で、無理に強がらなくていいと教えてくれます。 表面的な「リーダー論」とは違って、日々の小さな決断に迷う自分たち側の目線に寄ってきてくれる本です。自分の仕事に次の一歩を持ち込みたい人ほど刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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