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新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか (講談社現代新書)

新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか (講談社現代新書)

川北省吾

講談社 / 2025-12-25

累計読者数31
平均ハイライト数 27.7件/人
推定読了時間 約4時間1分
star総合評価 69/100
start序盤集中型
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この本について

国際ニュースを見るたびに、世界の動きが複雑すぎて「結局なにが起きているのか」がつかめないまま流されてしまうことが多いと思います。ロシアや中国の強硬姿勢、アメリカの迷走ぶりも、点では理解できても線にならない。自分もずっと同じようにぼんやりした不安だけを抱えていました。 この本は、その「線が見えない感じ」をほどくのにちょうどいい距離感があります。たとえば、プーチンや習近平の行動を“異常な独裁者の暴走”として片付けず、彼らがそれぞれの国の歴史や価値観の延長線で動いていることを示してくれる。南シナ海の埋め立てやクリミア併合のような出来事が、単発の事件ではなく、失われた地位の「回復」や帝国的な発想とどうつながっているのかが腑に落ちます。また、アメリカ側の混乱も、オバマの後退や格差拡大、新自由主義の余韻といった国内事情と結びつけて見えるようになるので、「力こそ正義」が戻ってきた理由がただのスローガンで終わりません。 読んでみて思ったのは、ニュースの“断片”に振り回されないためには、各国の思考の癖や物語を知ることが案外コスパがいいということでした。自分の生活が劇的に変わるわけではないけれど、世界の見え方が何段階かクリアになる。そういう意味で、これは「世界の空気を理解したい人」に静かに効く本だと思います。 特に、国際情勢に関心はあるけど専門書までは踏み込めない…という人にはちょうどいい一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ロシアによるウクライナ侵攻、世界的な移民排斥運動、権威主義的国家の台頭、トランプ2.0、そして民主主義制度基盤の崩壊……。 「なぜ世界はここまで急に揺らぎはじめたのか?」。共同通信社を代表する国際ジャーナリストが、混迷する国際政治の謎を解き明かすために、国際政治学者や評論家、政治家や現場を知る実務家へのインタビューを敢行。辿り着いた答とは? プロローグ 「警察官」の退却 第1章 覇者の驕り―「無敵」から「Gゼロ」へ 第2章 「格差」の超大国―アメリカを蝕む病 第3章 リバンチズムー「大ロシア」再興の野望 第4章 百年国恥 ー中華民族の偉大な復興 第5章 「南」の逆襲ーBRICSの論理と心理 第6章 白人の焦燥ー「人種置換」の世界観 第7章 SNSと情報工作ー民主主義の新たな脅威 第8章 「警察官」の犯罪―時代遅れの戦後秩序 第9章 逆流する歴史―よみがえる伝統主義 エピローグ 「19世紀」へ向かう歴史
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