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他人の不幸はマヌカハニー

他人の不幸はマヌカハニー

箕輪厚介

累計読者数11
平均ハイライト数 19.5件/人
star総合評価 56/100
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この本について

日々SNSを眺めていると、ちょっとした発言にやたら噛みつかれたり、何かにつけて「正しさ」を求められたりして、なんとなく疲れてしまうことがあります。しかも、表向きの議論よりも、発言者の空気感や立場だけで評価が決まってしまう感じもあって、正直どう振る舞えばいいのか迷うことがあります。 『他人の不幸はマヌカハニー』は、そういう現代の息苦しさを、かなり容赦なく言語化してくれる本でした。といっても大上段から説教する感じではなく、社会の構造や人の感情の動き方を、具体的な場面ごとに切り取って見せてくれるタイプです。「人は内容で判断していない」という指摘や、「ルサンチマンが社会を動かしている」という視点は、少し冷静になれるきっかけになりましたし、SNSで起きている“理不尽っぽい現象”の裏側が見えるだけで、肩の力が抜ける瞬間がありました。 もうひとつ、この本が便利だと思ったのは、グローバルとローカルの分断や、労働の価値観の変化みたいな大きな話と、自分の日常の小さな違和感がきちんとつながるところです。SNSだけを見ていると世界が歪んで見えますが、現実の街には別の空気が流れている。その当たり前を思い出せるだけで気持ちが安定する人も多いはずです。 刺さる人はかなり限られると思いますが、「世の中の空気の動き方を一段引いて見たい人」にはちょうどいい本でした。自分の悩みが社会の構造とどうつながっているのかを知りたいときに置いておくと、少しだけ視界が広がります。

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