
たたき台の教科書: 頭の良さに頼らず一流の仕事をする技術
萩原 雅裕
累計読者数6
平均ハイライト数 29.5件/人
star総合評価 63/100
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この本について
仕事で「考えが浅いと言われた」「方向性ズレてる気がするけど、何が足りないのか説明できない」みたいなモヤモヤ、けっこうありますよね。僕自身、資料を作るたびに手戻りが出たり、上司の反応が薄くて内心しょんぼりしたりしていました。ただ、よくよく振り返ると、能力どうこうより“考える順番”や“前提の合わせ方”を知らなかっただけなんだなと思うことが多いんです。 この本が良かったのは、その「ズレ」の正体をすごく具体的に見せてくれるところでした。例えば、仕事が停滞するのは視野が狭いからではなく、そもそもゴールが曖昧なまま手を動かしているからだ、とか。あるいは、完成度を上げようと一人で抱え込むほど、上司や関係者の頭の中にある暗黙の前提を取り逃してしまう、とか。たたき台を早めに出すことで、相手の知恵や事情を最短で引き出せるという視点は、実務レベルで効くなと感じました。 また、「現状×打ち手=期待する成果」という構造で仕事を見る話も腹落ちしやすいです。打ち手が現実離れしていたり、期待成果の根拠が薄かったりするとき、自分でも気づかないうちにどこかの要素が抜けているんですよね。たたき台の目的が“完璧な資料”ではなく“意思決定の土台”だと理解できると、どこに時間をかけるべきかも変わってきます。 もし「自分の考え方は本当にズレているのか」を確かめたい人や、「叩かれても議論が進む資料」を作りたい人には、かなり実務に寄り添った一冊だと思います。自分の働き方を静かにアップデートしたい人に刺さる本です。
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