
相手に9割しゃべらせる質問術 1対1が苦手なあなたへ (PHP新書)
おちまさと
PHP研究所 / 201107
この本について
一対一の会話って、相手がどんどん話してくれる日もあれば、こちらが何を投げても空振りする日もありますよね。自分のコミュ力が低いのか、相手と合わないのか、どこに原因があるのかよく分からないまま、「まあ今日はこんなもんか…」と引き下がることもあると思います。僕も似たようなモヤモヤをずっと抱えていて、会話の“流れ”を自分でつくれない感覚に悩んでいました。 この本がおもしろいのは、「質問」をコミュ力とは別物として見ているところです。たとえば、相手が話してくれない時は自分の投げたボールが悪いだけ、という視点。それだけで、会話の責任を相手に求めずに、次の一手を考える余裕が生まれました。名刺一枚から質問のヒントを拾うとか、相手が答えやすい“ほぼ確実に返ってくる質問”をあらかじめ準備して精神的な土台をつくるとか、実践のイメージが湧きやすいんですよね。さらに、質問は相手の内側にある“まだ形になっていないもの”を引き出す行為だという考え方も、会話の目的そのものを少し変えてくれます。 読み進めながら、自分がどれだけ「相手のいいところ」に鈍感だったかにも気づかされました。上司でも後輩でも、こちらの熱意次第で見える景色が変わるんだと思えると、会話のハードルが少し下がります。八割くらいの自分でいい、と肩の力を抜かせてくれるのもありがたいところでした。 人と会うと緊張するけど逃げたくはない人、質問が思いつかず沈黙に焦ってしまう人には特に刺さると思います。僕自身、「質問ができれば一対一は怖くない」という言葉にだいぶ救われました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
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