
デザインセンスを身につける (SB新書)
ウジ トモコ
SBクリエイティブ / 2011-09-15
この本について
デザインに苦手意識があると、発信するときも「色を派手にすれば目立つのかな」「情報を全部盛れば伝わるはず」と思いがちですよね。僕も昔は、資料もツイートも“とにかく詰め込む”ことでなんとかなると思っていました。でも、あれこれ並べるほど相手には届かないし、自分が何を大事にしたいのかさえ曖昧になっていく感じがありました。 この本が面白いのは、「センスのよさは派手さではなく、構図や視点の選び方で決まる」という、少し地味だけど本質的なところを丁寧に教えてくれるところです。構図ひとつで主題を強く見せられる話や、一つのメッセージに絞ることでノイズが消える感覚は、SNSで発信している人ほど刺さると思います。また「デザインとは、対象の“らしさ”を際立たせること」という考え方は、自分のアイコンやプロフィールをどう作るかにも直結していて、背伸びしなくても伝わり方が変わるのが実感できました。 特に、視点の高さで印象が変わるハイアングル・ローアングルの話や、ホワイトスペースの使い方など、明日からすぐ試せる技術が多いのに、どれも“小手先”ではなく、情報を受け取る側への思いやりが土台にあるところがいいんですよね。センス以前に「相手に負担をかけない伝え方」の感覚が整う本だと思います。 自分の発信がなんとなく騒がしく見える気がする人、あるいは「自分らしさ」をどう表現したらいいか迷っている人には、とても静かに効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの92%が集中しています。
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