
知っておきたい「酒」の世界史 (角川ソフィア文庫)
宮崎 正勝
KADOKAWA / 2007-06
累計読者数5
平均ハイライト数 18.6件/人
推定読了時間 約2時間30分
star総合評価 67/100
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この本について
お酒って好きなんだけど、どこかで「ただ飲んでるだけじゃもったいないな…」みたいな気持ちが出てくることがあるんですよね。歴史や文化に興味はあるけど、専門書を読むほどの余裕はない。そんな中で、自分が日々飲んでいるものの“背景”を知れたら、ちょっと世界の見え方が変わるんじゃないか…と感じていました。 この本は、まさにその感覚を静かに満たしてくれました。たとえば、トンという重量単位の起源がワイン一樽だったり、ギリシア人がワインを割って飲むのを「文化」と考えていたり、日本酒の火入れ技術が室町時代にもう確立されていたり。飲み物として当たり前にある酒の裏側に、こんなに人間の知恵と文化が詰まっていたんだと気づくと、何気ない一杯がちょっと違う表情を持ち始めます。また、ブドウ畑を命を削って育てた修道士たちの話や、酒器が貴族の称号の起源だったことなど、「酒をめぐる人間ドラマ」が淡々と語られていて、飲む・つくる・祈るが地続きだった時代の空気を自然と想像できました。 知識を詰め込むというより、日常の酒に“物語”が重なる感じが心地いい一冊です。自分の好きなもののルーツを知るのが好きな人には、特にしっくりくると思います。
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出版社による紹介
ウオッカ、テキーラ、日本の焼酎など、世界中のすべての蒸留酒は、9世紀にイスラームで錬金術のために発明された蒸留器「アランビク」からはじまった。メソポタミアからヨーロッパにもたらされた「液体のパン」ビール、ペストの恐怖が育てたウイスキーとブランデー、飲料水代わりだった大航海時代のワイン、冬の寒さが生んだ奇跡の酒シャンパンなど、世界をめぐる多様なお酒の意外な来歴と文化がわかる、おもしろ世界史。
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