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焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技 (ブルーバックス)

焼酎の科学 発酵、蒸留に秘められた日本人の知恵と技 (ブルーバックス)

鮫島吉廣、髙峯和則

講談社 / 2022-01-20

累計読者数3
平均ハイライト数 21件/人
推定読了時間 約5時間24分
star総合評価 54/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%

この本について

焼酎って好きなんだけど、「芋と麦の違いって結局なに?」「なぜこんなに地域性が出るの?」みたいな疑問がいつまでも残ることがあります。飲んでいる時は楽しいのに、背景を知らないまま味だけで判断してしまうモヤモヤというか、理解が薄い気がするというか。僕もずっとその状態でした。 この本は、焼酎を“知識で固める”ためというより、飲んでいる世界が立体的に見えてくる感覚をくれました。例えば、芋焼酎がドロドロのモロミだから「アルコールを取り出すための蒸留」をしているという話を知ると、度数の高低で価値が決まるウイスキーとは別物だと腑に落ちます。さらに、麴菌がクエン酸で腐造を止めているとか、風土性が焼酎では例外的に守られ続けているとか、日常の一杯の裏にある“人の知恵の積み重ね”が急に見えてくるんです。味の違いがたった0.2%の微量成分で生まれていると知ると、その一滴が少しだけ尊く感じられます。 気付くと、飲みながら自然と語れることが増えていくんですよね。焼酎が「朴訥な酒」と言われる理由も、その奥に語るべきものがいくらでも眠っているからだとわかる。鹿児島の蔵の多さの意味や、なぜ黒糖焼酎だけが奄美限定なのかといった背景までつながってくると、同じ銘柄でも前とは違う味に感じます。 焼酎を“もっとちゃんと味わいたい人”にはしっかり刺さる本です。知識でマウントを取るためじゃなく、自分が飲む一杯の輪郭をはっきりさせたいときにちょうどいい距離感の内容でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

魅惑の酒、焼酎の七不思議に迫る。 身近な存在ながら、じつは非常に特殊な蒸留酒、焼酎。 どんな原料でも焼酎にできて、蒸留酒なのに新酒でも旨く、健康にも良い。 蒸留すればただの「湯気の集まり」のはずなのに、さまざまな個性的な風味も持っている。 歴史的・文化的背景、酒造りの技、酵母・麹の働き、「風味」の決め手、健康への寄与、飲みかたで変わるおいしさ―― 今や世界から注目を集め、国酒にも認定された焼酎には、 清酒を造れなかった九州地方の人々が生み出した知恵と技が詰まっている。 知るほどに驚く、焼酎の世界へご招待します。 ・前割りするとまろやかな味になるのはどうして? ・なぜ、どんな原料でも焼酎にできるのか? ・香りを嗅ぐだけでも良い? 蒸留酒なのに身体によい理由とは? ・血栓を溶かす? 血糖値が上がりにくいって本当? ・どうして最近の芋焼酎は臭くなくなった? ・たった0.2%の成分が、焼酎の風味を決めている? ・蒸留酒なのに新酒でもおいしく飲めるのはなぜ? ・おいしいお湯割りはどうやって作ればいい? ・高い温度で発酵させるのに腐らないのはなぜ? ――本書を読めば、その答えが分かります! 〔主な内容〕 プロローグ 焼酎に秘められた「七不思議」 ――神秘的な酒、本格焼酎の魅力 第1章 焼酎500年の旅 ――その歴史から見えてくる日本独特の酒文化 第2章 本格焼酎を知るための基礎知識 ――発酵、麹、酵母とはなにか 第3章 焼酎ができるまで ――麹の力、杜氏の技、蒸留と熟成の科学 第4章 最大の謎「風味」の科学 ――何が焼酎の味を左右するのか? 第5章 健康を考えるなら焼酎 ――のんべえに優しい魅惑の酒 第6章 読むほどに旨くなる飲み手の流儀 ――おいしさを科学する
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