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言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで (ちくま学芸文庫)

言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで (ちくま学芸文庫)

今井むつみ and 針生悦子

筑摩書房 / 2014-02-10

累計読者数15
平均ハイライト数 17.6件/人
推定読了時間 約8時間11分
star総合評価 56/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

語学を続けていると、「単語の意味は分かるはずなのに、実際の使われ方になるとピンと来ない」とか、「覚えているはずの語が場面でうまく取り出せない」といったモヤモヤがよくありますよね。自分だけが要領悪いのかと思いきや、そもそも“ことばを覚える”という行為自体が、人間の知性に深く関わるかなり複雑な作業だと気づけるのが、この本でした。 読んでいて刺さったのは、子どもが単語を「点」ではなく「関係の中の位置」として覚えていく、という指摘です。意味を辞書的に一対一で覚えてもうまく使えない理由がここにあって、私たち大人の外国語学習が詰まりやすいのも、この“関係の地図”を作るプロセスを飛ばしているからだと説明されると、妙にしっくりきました。また、名詞より動詞や助数詞のほうが難しく感じる理由も、世界の切り分け方の問題として語られていて、自分の「覚えにくさ」が単なる怠慢ではないと分かり、ちょっと肩の力が抜けます。 結局のところ、語彙は大量の事例を通してゆっくり再編成されていくものだし、その「だいたい分かる状態」を積み重ねる姿勢こそが、子どもも大人も同じだと教えてくれる本です。母語にも外国語にも行き詰まりを感じている人ほど、視界がクリアになると思います。こんな人に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

気鋭の認知心理学者が膨大な実験を通して、発達期の子どもがさまざまな概念を言葉と結びつけ、脳内の地図に瞬時に書き込んでいく驚くべきメカニズムを徹底的に解明。その仕組みを応用し、母語を習得した後に外国語を学習する際の効果的な方法も提案する。
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