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イザベラ・バードの日本紀行(上) (講談社学術文庫)

イザベラ・バードの日本紀行(上) (講談社学術文庫)

イザベラ・バード and 時岡敬子

講談社 / 2008-06

累計読者数4
平均ハイライト数 4.8件/人
推定読了時間 約8時間19分
star総合評価 51/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 56%

この本について

仕事でも日常でも、「自分の見ている世界ってどれだけ思い込みでできてるんだろう」と不意に不安になることがあります。ネットで拾った知識やイメージで分かった気になって、実物と向き合うとズレが大きい…そんな経験、僕もよくあります。 イザベラ・バードの日本紀行を読んでいると、その感覚がじわっと刺激されます。蒸し暑さへの戸惑い、町並みの地味さへの率直な驚き、誤解だらけの情報に振り回される姿。彼女は決して「日本礼賛」にも「日本批判」にも振り切れず、ただ実際に見たものを正確に記録しようとしています。この距離感が、こちらの思い込みを一枚ずつ剥がしてくれるんですよね。しかも、富士山を見た瞬間だけは心底圧倒されているところがまた人間らしい。 読んでいて一番効いたのは、情報のノイズに囲まれていても、自分の足で確かめれば景色はちゃんと見えてくるということ。外国人の誤解、日本人側の制度、当時の生活のディテールなど、どれも「本当はどうだった?」という問いに丁寧に向き合っています。僕らも仕事で判断に迷うとき、まず観察から始めるだけでだいぶ視界が変わるはずです。 当時の日本を知りたい人だけでなく、「思い込みのまま走りがちな自分を一度リセットしたい人」に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

北海道へ到達したバードは、函館を起点に道内を巡行、当地の自然を楽しみ、アイヌの人々と親しく接してその文化をつぶさに観察した。帰京後、バードは一転、西へと向かい、京都、伊勢神宮、大津等を巡って、日本の伝統文化とも触れ合う。発展途上の北海道と歴史に彩られた関西―そこで目にした諸諸に、時に賛嘆、時には批判、縦横に綴った名紀行。
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