
スティーブ・ジョブズ II
ウォルター・アイザックソン and 井口耕二
講談社 / 2011-11-01
この本について
仕事でも日常でも、やることが増えるばかりで「結局、自分は何に力を使うべきなんだろう」と迷う瞬間ってありますよね。あれも大事、これも必要に見えて、気づけば自分の軸がぼんやりしてくるあの感じです。僕も同じで、優先順位のつけ方や、踏み込みたい領域をどう決めるかでずっと悩んできました。 そんなときに読んだ『スティーブ・ジョブズ II』は、いわゆる“偉人の成功物語”というより、彼がどうやってノイズを削ぎ落とし、ほんとうに大事なものに集中していったかを立体的に見せてくれる本でした。会議で未来の議論だけに時間を使う姿勢や、製品ラインを容赦なく絞る判断、シンプルを実現するために「徹底的に深く理解する」姿勢など、読んでいると自分の仕事にも置き換えざるを得なくなります。やらないことを決める怖さに向き合うとき、ちょっと背中を押してくれる感覚がありました。 同時に、ジョブズは完璧超人ではなく、ときに偏りすぎたり独断が裏目に出たりもしています。その不完全さごと描かれているからこそ、「こうありたい」と「こうはならないようにしたい」が両方見えるのが、この本の現実的でありがたいところです。 自分の仕事の密度をもう一度見直したい人、あるいは「集中するって具体的にどういうこと?」と感じている人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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