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カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)

カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)

鈴木謙介

講談社 / 2005-05-19

累計読者数5
平均ハイライト数 16.2件/人
推定読了時間 約1時間56分
star総合評価 65/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 76%

この本について

人と話していて、「この関係って何で続いてるんだろう」とか、仕事を選ぶときに「正解が多すぎて、どれが自分なのか分からない」とか、そういうモヤモヤが積み重なる瞬間ってありますよね。表面的には普通に生活できていても、ふと立ち止まると、自分が何に導かれて動いているのかよく分からなくなるあの感じです。 『カーニヴァル化する社会』は、その正体を「今の社会の構造側から説明してくれる」タイプの本でした。例えば、場面によってキャラを使い分ける感覚とか、関係を維持するためだけのメッセージのやり取りとか、就職の選択が過去より重く感じる理由とか。自分の内面の弱さの話ではなく、「そういうふうに感じるような社会になっている」という視点を与えてくれます。そのおかげで、悩み方そのものが少しだけ変わるというか、無理に統一的な“本当の自分”を探さなくてもいいのかもしれない、と思える余白が生まれました。 特に刺さるのは、「つながること」や「盛り上がれること」が社会の駆動力になってしまった結果、私たちの選択が妙に重く、でも中身がつかみにくくなっている、という指摘です。これは決して悲観でも楽観でもなく、ただ現実を丁寧に見せてくれる感じがありました。 今の自分の迷いが「自分だけの問題」だと思い込みがちな人に、静かに効いてくる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

2000年代の若者達のリアルを鮮かに斬る。「やりたいこと」を探し続けるニートたち、自己確認をするデータベースとしての監視社会、そして「ケータイ依存」。これらを支える社会のメカニズムを分析する。
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